ポルノグラフィティの「カメレオン・レンズ」は最高レベルの名曲だという話をしたい
今週3/21発売、3/23Mステで披露されるポルノグラフィティ新曲「カメレオン・レンズ」は名曲だという話をします。
そこの皆さん、「アゲハ蝶」「メリッサ」あたりで記憶止まってない??「あ、そういえばコナンの主題歌だったな」あたりで聞き逃してない??この楽曲がもっといろんな人に聴かれてほしいという思いだけでブログを書きます。
おすすめポイント①イントロがいい
ドラマ「ホリデイ・ラブ」の主題歌の本曲は不穏なイントロがひとつめの惚れポイント。わたしが初聴きで「オシャレすぎでは????」となったのは打ち込みとかEDMのテイストだったから。アルバム曲などでは登場していたテイストではあるのですが、シングルでは初。最近のポルノはこういうのもいけるんです!!不倫がテーマのドラマにぴったりな妖艶で不安げなイントロ。「え?こんなオシャレなのも歌うの???」と進化し続ける彼らを見てお茶の間を驚かしてほしい。
おすすめポイント②声がいい
周知の事実だけとボーカルの岡野昭仁さんの声が良い。明快で聞きやすいのは昔から変わらずですが、今回はちょっと違う。目を閉じて血管の青筋を立てるようなカッとした歌い方じゃない。
ありのままの真実など 誰も見ていやしない
色を変えたり歪めたり カメレオン・レンズみたいに
歌い出しだけでいい。アホみたいな表現するとどエロい。
「サウダージ」や最近だと「オー!リバル」のようなラテン系の強い楽曲のイメージがあるけど、昭仁さんは無機質な声にも魅力のある人です。声量があるのに独特の間と抜け感が楽曲にぴったり。歌い方の引き出しが多すぎる。ちなみにコーラスはSkoop On Somebodyの方です。なんだか懐かしいでしょ!
おすすめポイント③歌詞が深い
新藤晴一さんの作詞は叙情詩や劇みたいに綺麗。テーマはあっても直接的に共感出来る歌詞があるわけじゃなく、いかに(いい意味で)遠回しに表現するかが晴一さんらしく奥の深いところ。「サウダージ」「アゲハ蝶」を作詞した頃の晴一さんの年齢はとうに超えたが一生かかってもあんな歌詞は一生書けない。振られた心情をサボテンの様子に例えるなんて一生かかっても思いつかない。
本曲は主題歌の通り不倫や許されない恋愛を歌っているのだろうけど、恋愛にこだわるワードはそこまで登場しないのに深い。歌詞にはタイトルの「カメレオン・レンズ」の通り様々な色が登場します。
「林檎」「薔薇」「ワイン」と赤は直接的に表現しているので目立つけど、「BLACK WHITE 二つの月」「デタラメな配色で作ったステンドグラス」「カラス」という色を連想させるワードも見つかる。このマイナスっぽいなかに「青い鳥」という明るい印象の言葉を入れてくるところもさすが。そして使い方も秀逸。
不吉な声でカラスが鳴いた
あれは僕が君の空に放した 青い鳥なのかもしれないね
前述の「BLACK WHITE 二つの月」は1番サビで語られる決して交わることのない二つ。「カラス」と「青い鳥」は2番のサビで対比されるもの。
直接的な単語がなくても伝わるすれ違いや救いようのなさ。言葉の美しさと持つ意味の深さ。
まって晴一さんってやっぱり天才?????
ちなみにですが「あれは」の昭仁さんの声もめっちゃ良い。昭仁さんの「あ」はとても良い。
ジャニヲタ目線でひとつ余談ですが、関ジャニ∞に提供した「応答セヨ」はここまで比喩表現がないのは「彼らの勢いとアーティストパワーに頼る方がいいと思った」との晴一さんの意図があるそうです。表現はないもののワードセンスは抜群に晴一イズムだけどな。ところで昭仁さん大阪レイニーブルースめっちゃ上手く歌いそう。
おすすめポイント④PVも良い
今年44歳(国分太一世代だよ)のお二人のPVがまあかっこいい。ただ林檎を見つめているだけの昭仁さんがかっこいい。前述の「赤」が際立つようになってるのもポイント。
YouTubeでShort Ver.が見られるのでぜひ。
なんでかリンク貼れなかった…
フルは初回盤に収録ですって!!!買います!!!
iTunesでは先行配信中です。もちろん買ったよ!!
3/23のMステにて披露されるのでぜひ。KAT-TUN見るついででいいのでぜひ。
書き始めて知ったのですが、他にも素敵な人がたくさん「カメレオン・レンズ」へのブログを書いてました。ぜひ検索してみてね。恥ずかしくてリンク貼れなかったけど。